3、詩吟を吟じるために大切な発声のしかたと、音程と音階
(1) 音の高さについて。 音程と音階
① 音程(低、水4本 ~ 12本)の本数がある。(通常は、水2本~8本)
音程について
㋑ 音程とは、 音の高さに関する音楽的な概念で、音と音との高さの
隔たり。
㋺ 基準の高さは、ミ(三)(宮音)
㋩ 音程は、普通、水一本、一本、二本 三本 ・ ・と本数で表す。
㊁ 一本の主音は 約220Hz
㋭ 一本、と 二本 の音の違い
二本 と 三本 の音の違い、等各本数毎に、トレーナー使って行い
ます。
音の高さの違いを知ることが、大切です。
自分の本数の
決め方
㋬ 自分の本数を決めるには、
基本は、ミ(三)の音で、ミ(三)の音を基準にし普通に出る声の高さ
が、どの本数にあっている かで決める。
その時、無理なく、上の音、シ(六)、ド(七)の音が出せる音程とす
ることが重要である。又は、決めた本数で シ(六)、ド(七)の音が
常備出せるよう、 練習することです。
② 音階 :一定の音程にしたがって、高低の順に楽音を並べたもの。
(楽音を順々に配列したもの)
③ オクターブ :基準音と比較音が調和して、ひとつに溶け合うよう、
に聞こえる特定な音程。音階で、ある音(一つの音)から、八度、
音程がへだたっている音(そのへだたり)、もとの音に対し、その振動
数が、二倍、又は、二分の一になる。
(2)共鳴発声法
① 明瞭な発声で語ること。言葉を鮮明に発音。
② それぞれの音節を切って、正しく明瞭に発音し、一音節ごとに切って
いながら切られたように聞こえない滑らかに、発声する練習を行いま
す。
(例) 「キョォ ネェ ン のォ コォ ン ヤァ セェ イ リョォ オ
二ィ ジィ スゥ」
子音をはっきりと、正しく発音する。
③ 意識を口の前に持って、すべての音節を口の前で発音するつもりで、
吟じます。 「口の前の口」
④ 口は、極端に、大きく開閉しない。ごく自然な口構えで、発声します。